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ラッキョウ、効くぞ! [健康雑談]

 故郷の屋久島からラッキョウが山ほど送られてきた。

 むさぼるように食べた。

 小学校(当時は国民学校)の児童だったころを思い出した。

 ラッキョウの季節には教室が〃ガス室〃になったことを......。

 カライモ(サツマイモ)めしのおかずにラッキョウとくれば、腸管内にガス発生の条件が完備したようなものだった。

 ラッキョウをどっさり食うと、なぜ、ガスが盛んに製造されるのか。

理由は三つばかり考えられる。

 一つはラッキョウに含まれる硫化アリルという成分、このものはニンニクに最も多く含まれている。

あの臭みの原因物質である。

 二つめは、あのシャキシャキとした歯ざわりをつくる食物繊維。

消化がわるいから腸内に長く滞留する。

 そして、シャキシャキと、よく噛んで食べると、それだけたくさん空気を飲み込むことになる。

これが三つめの理由だ。

 おならは、食物のカスが大腸菌によって発酵したり、腐敗したりしてできたガスと、口から飲み込んだ空気が一緒になったもの。

その成分は、酸素、水素、窒素、炭酸ガス、メタン、エタン、メルカプタン、硫化水素、アンモニア、インドールなど。

 自分にはえも言われぬ芳香だが、他人にとっては悪臭以外の何物でもない、あの特異な臭気の元になるのは、メルカプタン以下の物質だ。

 ラッキョウに含まれる硫化アリルは、腸内で硫化水素をつくる。

 ラッキョウをたくさん食べると、芳香ないし悪臭性のガスが多量製造されるわけだが、この硫化アリルこそ、ラッキョウをラッキョウたらしめている特効成分でもある。

 硫化アリルの働きの主要なものは抗菌・殺菌作用と強壮作用だ。

 たとえば、カツオのたたきにニンニクのみじん切りをどっさりつけて食うと、食当たりや夏バテを防ぎ、もりもりと活力がつくようでもあるのは、大部分、硫化アリルの効果だ。

 ニンニク、ラッキョウ、ネギ、タマネギ、ニラなどアリル属と呼ばれる植物群の中で、ニンニクに次いで硫化アリルの含量の多いのがラッキョウだ。

 ラッキョウはまた、昔から「心臓の薬」といわれ、漢方薬としても用いられている。

 括呂薤白白酒湯(かろがいはくはくしゅとう)、括呂薤白半夏湯(かろがいはくはんげとう)と呼ばれる薬などがそれだ。

 前者は括呂実(かろじつ=キカラスウリの種)と薤白(がいはく=ラッキョウ)を清酒と水で煎(せん)じたもの。

 後者はそれに半夏(はんげ=カラスビシャクの塊茎)を加えて、同じく酒と水で煎じたものだ。

『金匱要略』(きんきようりゃく)という漢方の古典にはこれらの薬の効能として、

「胸痺(きょうひ=胸がしめつけられる感じ)臥スルコトヲ得ズ。

 心痛、背ニ徹スルモノヲ治ス」

 と、記されてあるという。

 この症状はまさに狭心症、心筋梗塞、のそれだ。

 冠動脈(心臓の血管)が動脈硬化のため狭くなり、運動したときなどに酸素不足を起こすのが狭心症。

 狭くなった冠動脈の一部が詰まってしまうのが、心筋梗塞。

 発作時には胸がしめつけられるような痛みが生じる。

 左手、とくに小指の側が痛んだり重だるく感じたり、左肩や背中がこったり、痛むこともある。
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